在庫管理を効率化したいなら、バーコード運用は避けて通れません。
でも、いざ導入しようと思うと「どこから始めたらいいのか?」という悩みに直面します。
私の結論は、「一気にやる」+「そのための段取りがすべて」です。
商品バーコードはこう処理する
まず商品にバーコードがあるものはそのまま使用、ないものはJANコード or Code39で自社発行して貼る。
システム上、「バーコードの有無で処理を分ける」ような運用は現実的ではありません。
だから、最初に商品マスターを整えることが重要です。
貼り付け場所の指定も事前に明確にして、誰でも作業できる状態を作っておきます。
倉庫レイアウトとロケーション設計の準備
次に行うのが倉庫設計とロケーションの定義。
エリア番号、棚番号、ロケーション番号をIllustratorで設計し、配置図・看板・ラベルまで準備します。
重要なポイントは、棚に直接シールを貼らないこと。
棚は再利用や売却の可能性があるので、養生テープを下地に貼ってからラベルを重ねることで、後処理も簡単になります。
実際の導入ステップ(一括導入型)
- 商品バーコードの発行&貼付
- ロケーションバーコードの掲示
- 商品の配置とロケーション登録
- 出荷や棚卸しに応用
この流れで一気に導入することで、後から「分けて導入したい」が通じない仕組みの煩雑さを避けられます。
最後に|経験者のアドバイスはやっぱり効く
私は10万点の商品・5,000ロケーション規模の在庫管理をしてきましたが、
初めての方にはやはり一気導入はハードルが高いことも理解しています。
そんなとき、経験者やコンサルに相談するだけでも成功率はぐっと上がります。
「何から始めたらいいか?」という問いには、「段取りの順番から整える」が最短ルートです。