LINE公式アカウントを運用していると、
「リッチメニュー」って言葉をよく聞きますよね。
実際には、お客様のトーク画面の下に表示される
“メニューボタン付きの画像”のことを指します。
これを上手に使うことで、
ホームページ・予約・クーポン・問い合わせなど、
さまざまな導線を1枚にまとめることができるんです。
■ 教えて嵐さんのリッチメニュー(LINE公式アカウント)
たとえば、私が運営している「教えて嵐さん!」のLINEでは、
下記のような4分割画像を使っています。
- 上段:サービス紹介・内容説明
- 下段:クラウドって何?・問い合わせ
画像の中に文字やアイコンを入れて、
それぞれのエリアをタップできるようにしています。
このパターンはLINE公式アカウントで無料設定可能。
小規模事業や個人の運用でもすぐに取り入れられるのが魅力です。
■ 複数タブで切り替わるLステップのリッチメニュー
一方、Lステップでは、
**「リッチメニューを複数タブで切り替える」**ことができます。
例として、私が手掛けた別の施設のアカウントでは…
- 5つのタブ(TOP・ジム・食堂・タイヤ・サポート)
- 各タブに8ボタン以上
- 会員証やポイント管理機能へのリンクも搭載
こんな感じで、まるでアプリのような構成を実現できました。
さらにすごいのは、
ユーザーの属性(会員ランクなど)によってリッチメニューを自動切り替えできること。
たとえば「ゴールド会員」には特典付きのメニューを表示する…といった設計も可能です。
■ でも、そこまで必要?現場に合わせた判断が大事
確かに、Lステップのリッチメニューはとても高機能で魅力的です。
ただし、導入・設計・運用の手間や費用も比例して増えます。
私自身、「教えて嵐さん!」では
LINE公式アカウントのみで運用しています。
理由はシンプルで、
- 提供している情報が限られている
- 顧客とのやりとりもシンプルでOK
- ブロック率も低く、今の仕組みで十分回っている
だからこそ、「今の自分にとって必要な機能はどこまでか?」
この視点がとても大事だと感じています。
■ まとめ:リッチメニューは“目的に合わせて設計する”
リッチメニューは、LINEの第一印象を決める大事な看板です。
・少人数ならLINE公式アカウントでシンプルに
・多機能運用したいならLステップを活用
・導線は最小限かつ効果的に配置
「見た目がかっこいい」ではなく、
“何をしてほしいか”に合わせて作ることが、
本当の活用につながります。