「A品?a品?A品?」商品名のバラつきで現場が混乱する前にやるべきこと

教えて嵐さん!「A品?a品?A品?」商品名のバラつきで現場が混乱する前にやるべきこと
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「A品?a品?A品?」商品名のバラつきで現場が混乱する前にやるべきこと

商品を登録するたびに「A品」「a品」「A品」など表記がバラバラ。そんな経験ありませんか?

これは意外と多くの現場で起きている“あるある”な悩みで、発注や在庫管理において致命的なミスの原因にもなりかねません。特に、紙やExcelなどで管理している場合、同じ商品なのにデータ上は「別物」として扱われてしまい、気づかぬうちに在庫が二重にカウントされたり、発注漏れが発生することも。

表記ゆれが招く混乱

あるとき、在庫管理表に「A品」と「A品」が別々に記録されていたため、実際には在庫があるのに「在庫切れ」と判断して余計な仕入れをしてしまったことがありました。これって、単なる表記の違いだけで本当に損失になりかねない問題なんです。

FileMaker Cloudでマスター管理を始める

そこで導入したのが、FileMaker Cloudでの商品マスター管理。

商品名はすべてマスターに登録し、現場では「選択肢から選ぶだけ」に変更しました。これだけで、表記ゆれの心配はゼロに。登録の手間も減り、間違いがなくなることで作業時間もグッと短縮されました。

さらにカテゴリや仕入先などもマスター化し、「誰が見ても同じように使える仕組み」になったことで、属人化も防げています。

実際の経験:ペット服アパレルでのマスター整備

以前、私はペット服のアパレルを販売していました。色3色、サイズ11サイズとなると、1商品でもすぐに33パターンになり、取り扱い点数も膨大になります。

これを手書きやシステムなしで管理するのはほぼ不可能に近いです。

だからこそ、商品マスター、仕入先マスター、取引先マスターなどをしっかり整備することで、発注書や注文書も一瞬で作成できるようになります。似た商品が多いと、物流の出荷でも誤送が発生しがちです。

その対策として、私はバーコード管理も取り入れました(この話はまた改めてご紹介しますね)。

商品マスターは、条件が多いほど登録項目も増えて運用が複雑になります。
でも、私は長年の現場経験と失敗を活かして、あなたの業態に合わせた“無理なく運用できる商品マスター”を設計することが可能です。
それが、ただのシステム屋さんとの大きな違いだと自負しています。

小さな混乱を防ぐことが、大きな効率化につながる

このように、たった1つの“バラつき”を放置しないことが、実は業務全体の質を左右します。

「毎回、商品名を打ち直している」そんな状況があるなら、ぜひ一度クラウドでのマスター化を検討してみてください。FileMaker Cloudなら、業種や規模に合わせて柔軟に設計でき、導入後の運用も自分で調整できます。

現場の混乱をなくすことは、現場の人たちのストレスをなくすことにもつながります。そしてそれは、間違いなくお客様への対応力にも差が出るポイントです。

小さな会社こそ、「ミスをしない仕組み」が必要です。商品名の表記ゆれ、今こそ卒業しましょう。

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