マニュアルって本当に必要?|費用と機能から考える“中小企業に合う仕組み”の選び方

「マニュアルなんてなくても仕事はできる」
…でも本当にそうでしょうか?

私は過去に、有料のマニュアルシステムも実際に使ってきました。
その上で、いまはFileMaker Cloud内に文章とチェック行だけのマニュアル機能を組み込んで使っています。

今回は、費用・機能・運用の観点から
**“中小企業に合うマニュアルの選び方”**を整理してみます。


■ 高機能マニュアルツールは確かにすごい

たとえば「Teachme Biz」は、月額59,800円。
スマホで写真や動画を撮影し、その場で文字を書き込めるなど、視覚的にとても優れたシステムです。

また「チェックリストアニー」は月額27,500円。
工程ごとにチェックを入れながら作業できるシンプルかつ実用的な仕組みです。

正直、この2つはどちらも素晴らしい。
費用が高くても導入する企業があるのは、マニュアルの重要性がそれだけ高い証拠です。


■ でも中小企業には「費用」と「向き不向き」がある

では月額27,500円を中小企業が払えるかというと――
やっぱり一歩踏みとどまってしまう現実もあります。

私は、「いいと思った仕組み」は自分のFileMaker Cloudシステムに組み込んできました。
在庫・受注・請求といった業務とひとつにまとめて、
その中にマニュアル(チェックリスト)も入れています。

画像や動画は使えません。
でも、チェックを入れながら文章を読むだけで十分という判断です。


■ マニュアルの書き方で大事なのは“誰でも再現できること”

書き方にもコツがあります。

最初は、
「アプリを開く」「左のメニューから〇〇を押す」など、
1行1操作レベルで細かく書いてください。

慣れてきたら集約してもOKですが、
基本は「初めて来た人がそれを見て、同じようにできるか」で判断しましょう。

そして私の実感ですが――
マニュアルを作りたがらない人ほどミスが多く、作業の安定性にも欠けます。

マニュアルを作るという行為自体が、仕事を整理することでもあるんです。


■ 印刷はおすすめしません。更新こそが命です

よく「マニュアルは紙で置いておきたい」と言われますが、私は印刷をおすすめしません。

その理由は、マニュアルは日々変わっていくから
印刷した瞬間に「古くなる」可能性があります。

FileMaker Cloudのマニュアルなら検索(Ctrl+F)で一発で探せますし、
その場で更新も可能です。
現場にフィットした“生きてるマニュアル”が作れます。


■ まとめ:マニュアルがある働き方 vs ない働き方

マニュアルに月何万円もかける企業がある。
一方で「そんなものいらない」という会社もある。

でも、私は思うんです。
本当に人が働きやすいのはどっちの職場か?

マニュアルがあることで、ミスが減る。
仕事のスピードが安定する。
誰でも同じクオリティで仕事ができる。

一度、自分の現場の仕組みを見直すきっかけにしてみませんか?


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