「サービス業を始めたいけど、システムって何を入れればいいんだろう?」
これは、私が会員制施設の運営を任されたときに最初に直面した悩みでした。
■ 会費回収は「サブスク」が基本
まず必要だったのは会費の回収。
これは毎月一定額が発生するため、いわゆる“サブスク型”の決済が前提です。
ここは比較的すんなりと決まりました。
■ POSレジは「ポイント付き」を求めた
次に悩んだのがレジです。
単純な会計処理だけでいいのか、それとも在庫連動?
そして私にとって外せなかったのが**「ポイント機能」**でした。
なぜかというと、私は以前通販事業をしていて、
ポイントがリピートや客単価に大きく影響することを肌で感じていたからです。
リアル店舗でもこれは応用できるはずだと思っていました。
■ ドラッグストアの実例で確信
実は近所に同じ「アオキ」という名前のドラッグストアが2軒あります。
一方は水曜・日曜にポイント5倍、もう一方は3倍。
この差だけで、駐車場の混雑具合がまったく違うんです。
さらに、アオキでは500ポイントで割引レシートが出て、
それを3枚集めるとなんと2,000円引き。
お客さんは確実に「お得なほう」を選びます。
この現実を見て、私はリアル店舗でもポイント制度に固執する決意をしました。
■ スマレジの導入理由と費用面
POSレジは高額なものが多く、連携機能も複雑です。
私はいろいろ比較した末、スマレジを選びました。
理由は:
- 月額制で比較的安価
- ポイント機能あり
- クラウド連携できる
- 操作が直感的で、スタッフに教えやすい
実際、スマレジはコストと機能のバランスが良く、
サービス業の入り口にはちょうどいい選択肢でした。
■ 予約はアプリか?LINEか?
もう一つの壁が「予約の仕組み」です。
当時考えた選択肢は2つ:
- 専用アプリをつくる
- LINE公式アカウントから予約を取る
アプリは一見スマートに見えるけど、
ダウンロードが必要で、アップデートや削除のリスクもあります。
iOS・Android対応の保守コストもバカになりません。
■ 選んだのはLINE+Lステップ
最終的に私は、LINE公式アカウントを拡張できるLステップを選びました。
決め手は:
- シナリオ配信で予約や案内を自動化できる
- LINEからそのまま予約が完結する
- ブロックされにくいUI
- 営業メッセージも自然に届けられる
モバイルオーダーやテーブル注文のような飲食系機能とはまた別の話になりますが、
少なくとも“個別対応+予約対応+ポイント”の構成は、スマレジ+Lステップでしっかり回りました。
■ まとめ:導入は“最初の一歩”で変わる
たとえ同じ業種・業態でも、
「どこに力を入れるか」で選ぶシステムは変わります。
私の場合は、「ポイントにこだわったこと」がすべての基準になりました。
次回後編では、同業種の見学体験や費用対効果のリアルな判断軸、
そして“Lステップにこだわらない”という冷静な視点までを整理していきます。