「システムを作る」と聞くと、
なんだか難しそう、プログラミングが必要そう――
そう思われがちですが、私が最初に出会ったのは、
“ゲーム感覚”で触れることができるツール、FileMakerでした。
■ 最初の出会いは「頑張れ店長」
通販事業をやっていた当時、
「頑張れ店長」というソフトがFileMaker製であることを知り、
自分でもカスタマイズしてみたのが最初でした。
画面のレイアウトを自分好みに並び替えたり、
ボタンを作って操作しやすくしたり――
それがなんとも言えず楽しくて、まさに**“ゲーム感覚”**。
そこから一気にのめり込み、気づけば今は
社内の業務システムをFileMakerで構築する立場になっていました。
■ ノーコードだから“触って覚える”でOK
FileMakerは「スクリプトステップ」や「関数」など、
深く掘ろうと思えばいくらでも掘れる奥の深い世界があります。
でも最初から全部覚える必要はありません。
- レイアウトを作る
- ボタンを置いて処理をつなぐ
- フィールドを並べて見やすくする
これだけでも、基本的な業務アプリは作れてしまいます。
■ 現場の“困りごと”が見えればシステムは作れる
私が今、FileMakerで社内業務をシステム化できているのは、
「現場で何が困っているか」が見えているからです。
最初から完璧なシステムを作る必要はなく、
たとえば「在庫の数を数えるのが大変」→「チェック欄を作ってみよう」
「同じ情報を何度も入力している」→「リスト化して選べるようにしよう」
こういった**“小さな不便”をひとつずつ解決することで、自然にシステムが育っていく**のがFileMakerの魅力です。
■ 私のテンプレートには“使える機能”を詰め込んでます
私は今、FileMaker Cloudで稼働する業務システムを
テンプレート化して提供しています。
最初から以下の構成を備えており、
業種を問わず多くの現場に対応できます。
- 商品マスター
- 在庫マスター
- 取引先・仕入先マスター
- 発注・受注・入出庫・出荷予定・売上
- ラベル出力
- チェックリスト
さらに、納品時にはその会社ごとの仕様にある程度合わせてカスタマイズも行います。
FileMakerに興味がある方なら、納品後に自分で手を加えていただいても構いません。
※ただしその場合は自己責任でお願いします。
■ まとめ:FileMakerは“楽しい”から“使える”へ進化できるツール
業務システムと聞くと、「カチカチに堅いもの」と思われがちですが、
FileMakerはそれとはまったく違います。
・自由に作れる
・見た目も変えられる
・触りながら覚えられる
それでいて、業務の要にもなるシステムが組める。
私はFileMakerを通じて、
**「楽しいからこそ、現場でちゃんと使われる仕組みが作れる」**という実感を持ちました。
もしあなたが業務の中で「もうちょっと便利にしたい」と思う場面があるなら、
FileMakerはその入口にぴったりのツールかもしれません。