接骨院や整体院を運営している方から、
「LINE予約って必要ですか?」と聞かれることがあります。
実際に、私も以前「山下接骨院」さんのホームページ、
Googleビジネス、LINE公式アカウントの開設までお手伝いしました。
その時の経験を踏まえてお伝えすると…
“完璧な予約システム”までは不要なケースが多いです。
ただし、LINEはとても有効です。
■ 接骨院でクーポンは使っていい?→保険診療はNG
LINEにはクーポンやショップカード機能がありますが、
実は保険診療には割引が使えません。
これは法律で定められていて、
たとえLINEでも「保険診療100円引き」などはNGなんです。
ですからクーポンを使う場合は、
以下のような保険外診療に限定しましょう:
- 骨盤矯正
- マッサージ延長
- EMSなど自費メニュー
■ じゃあクーポンやショップカードって意味ない?
そんなことはありません。
使い方次第で、リピート促進にちゃんと役立ちます。
たとえば…
- 骨盤矯正 初回500円OFF(入口を下げる)
- 来店10回でエコバッグプレゼント(ショップカード)
など、小さな“うれしい”で通院のハードルを下げられます。
ノベルティショップで原価を抑えたグッズを用意するのも良策です。
■ 接骨院に「本格的な予約システム」は必要か?
私の結論としては、
LINEの問い合わせ機能だけで十分なケースがほとんどです。
なぜなら、接骨院の現場はこんな感じだから:
- 日中はそこまで混雑しない
- 仕事帰りの時間帯が一気に混む
- 同時に複数人施術可能(電気・低周波・超音波など)
- 「今日はいっぱいです」と断る文化ではない
つまり、「今日は空いてますか?」→「大丈夫ですよ」
このやり取りさえできれば、多くのニーズに応えられるんです。
■ ブロックされないLINE活用=“価値ある情報”の発信
クーポンだけがLINE活用じゃありません。
- 子どもの怪我対処法
- 雪道での転倒対策
- スポーツ後のケア方法
こうした**「ためになるミニ情報」**を
定期的に配信することで、
患者さんの信頼度も上がり、ブロック率も下がります。
■ まとめ:「LINEで十分」でも“戦略”は必要
予約システムがなくても、LINEがあれば接骨院の運営は回ります。
ただし、以下のポイントを押さえることが大切です:
- クーポンは保険外メニューのみに使う
- ショップカードはプチ特典で十分
- 本格的な予約管理は不要でも、返信体制は作る
- LINE配信は「お得」より「役立つ情報」でブロック回避
このような運用を意識すれば、
無理なく・負担なく、
患者さんとのつながりを強化できますよ。