目次
在庫管理、こんな状態になっていませんか?
- 在庫数が合わない
- 商品が「あるはず」なのに見つからない
- 発注や出荷の判断が遅れる
- 棚卸しが毎回しんどい
「ちゃんと管理しているつもりなのに、なぜか現場が回らない」
そんな声を、私は現場で何度も聞いてきました。
在庫が回らない原因は「人」ではなく「仕組み」
在庫トラブルの多くは、
担当者のミスや努力不足が原因ではありません。
原因はほとんどの場合、
在庫の動きが記録としてつながっていない設計です。
在庫管理とは、
今いくつあるか
ではなく
どう動いたか・これからどう動くか
を管理すること。
その前提ができているか、まず確認してみましょう。
セルフ在庫管理チェックリスト(15項目)
当てはまるものにチェックしてください。
1つでも当てはまれば、改善の余地があります。
📦 在庫・現場運用チェック
- ⬜ 商品の保管場所(ロケーション)が決まっていない
- ⬜ ロケーション管理(棚番号・場所管理)を行っていない
- ⬜ 在庫の場所を人に聞かないと分からない
- ⬜ 商品にバーコードが付いていない
- ⬜ バーコードはあるが、読み取り運用をしていない
- ⬜ 入荷時の在庫登録が曖昧になっている
- ⬜ 出荷時に在庫数を正確に減らしていない
- ⬜ 出荷漏れ・二重出荷が起きたことがある
- ⬜ 在庫数が合わず、原因が分からない
- ⬜ 棚卸しに毎回かなり時間がかかる
- ⬜ 受注データと在庫が連動していない
- ⬜ 引当在庫(出荷予定数)を管理していない
- ⬜ フリー在庫(今すぐ売れる数)が分からない
- ⬜ 欠品に気づくのが遅れることがある
- ⬜ 在庫状況をリアルタイムで確認できない
チェック結果の目安
- 0〜3個
👉 現状は比較的安定しています。
仕組み化でさらに楽にできます。 - 4〜8個
👉 現場の負担が溜まり始めています。
今が見直しどきです。 - 9個以上
👉 在庫管理が感覚頼りになっています。
仕組みを整えるだけで、現場は一気に楽になります。
よくある勘違い
❌ 在庫管理=Excelで数を合わせること
→ 数字を追うだけでは、原因は見えません。
❌ 人を増やせば解決する
→ 仕組みが同じなら、負担が増えるだけです。
現場がラクになる在庫管理の考え方
私が現場で大切にしているのは、
- 入荷と出荷を同じルールで記録する
- 在庫数は「結果」、履歴が「事実」
- 現場ではスマホ・バーコード前提で設計する
完璧を目指す必要はありません。
まず「動きが残る仕組み」を作ることが第一歩です。
PDFでじっくり使いたい方へ
このセルフ診断は、
**PDF版(チェックリスト)**としても配布しています。
- 社内共有
- 改善ミーティング
- 現場確認用
にも使えます。
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おわりに
在庫管理は、
特別なシステムや難しい操作がなくても改善できます。
大切なのは、
今の仕組みが、現場に合っているか?
このチェックが、
現場をラクにするきっかけになれば嬉しいです。



