バーコードというと「読み取れるかどうか」ばかりに注目されがちですが、実際に現場で扱う中で重要なのは**“見やすさ”と“わかりやすさ”**です。
特にCode39などを使ったロケーション管理では、バーコードのデータだけでなく、その表示の仕方が作業効率に直結します。
Code39の例：B070205 → B07-02-05
私が現場で使用しているロケーションバーコードの一例です。
**データとしては「B070205」**ですが、表示文字としては
**「B07-02-05」**とハイフンで区切って見せています。
- B07 = 棚番号
- 02 = 距離（奥行き）番号
- 05 = 高さ番号
このように分けることで、現場スタッフが一目でロケーション構造を理解できるようになり、ミスが減り作業スピードもアップします。
FileMakerでのレイアウト自由設計が鍵
FileMakerを使えば、バーコードの下に表示する文字列を自由にカスタマイズできます。
- データは短く、コンパクトなバーコードに
- 表示は大きく、視認性重視で表記
- 棚番号・ロケ番号などを構造化して視認できるようにする
これはExcelやWordでのラベル印刷では実現が難しいポイントであり、
FileMakerの柔軟な設計力の強みです。
なぜ表示が重要なのか？
現場でのバーコード活用では、「見た目が整っているか」「探しやすいか」が作業時間に直結します。
- 文字が詰まっていて読みにくい
- 構造がわからないコード表記
- 見た目の統一がされていない
こういった課題を解消するのが表示設計の工夫です。
まとめ：バーコード設計＝視認性×機能性
バーコードの本質は「読み取ってデータを活かすこと」ですが、
人が扱う以上、見やすくなければ意味がない。
FileMakerを使えば、単に読み取れるだけでなく、
**“使いやすく、わかりやすく、美しく”**設計できます。
バーコード運用で「作業がスムーズになった」と感じられる現場を、
表示設計から一緒に作っていきましょう。
