「ラベルどこ行った?」「あれ、もう印刷したっけ?」
現場でこんなやりとりを聞いたことがあるなら、
その仕組みはちょっと見直した方がいいかもしれません。
■ ラベルは“今必要な分だけ”発行する
よくある失敗が、ラベルを「まとめて印刷して並べておく」スタイル。
これ、便利そうに見えて実はムダとミスの温床なんです。
僕の現場では、FileMaker Cloudとラベルプリンターを連携して、
入荷や生産のタイミングで、その場で必要な分だけ印刷する方式を採用しています。
■ 入荷や生産データと連携して「正確に」
たとえば、30個の商品が入荷するなら、
そのデータをもとに30枚のバーコードラベルを即時出力。
印刷されたラベルをそのまま商品に貼ることで、
・実在庫との突き合わせチェック
・貼り忘れ・貼り間違い防止
にもつながります。
■ 貼るタイミング=印刷タイミングがベスト
一番効率が良いのは、貼る直前に印刷すること。
ラベルだけ先に印刷しても、
- ラベルを探す手間
- 貼り間違い
- 在庫とラベルのズレ
が起きやすくなります。
発行→すぐ貼るという流れが、最もムダが少なく、精度も高くなります。
■ 該当行だけを「ボタンひとつ」で印刷可能
FileMaker Cloudでは、
発注データや生産データを一覧表示して、
ボタンを押した行だけラベルを出力する仕組みも実装できます。
これにより、
「必要な商品だけ、必要な数だけ、正確に」
印刷できるので、無駄印刷ゼロ・確認しやすさ最大です。
■ まとめ:ラベルは“準備物”ではなく“作業工程”に組み込む
昔は「ラベル=先に印刷しておくもの」でしたが、
今は「作業と同時に出す」が現場効率の常識です。
FileMaker Cloudを使えば、
- 入荷や生産データに紐づいた正確な印刷
- ラベル探しの手間をゼロに
- 現場の混乱をなくす運用設計
がすべて可能になります。