「このPOP、誰も見てないな…」
そんな瞬間、ありませんか?
現場ではよく「とりあえず貼っとけ」が合言葉のようになっていますが、
実際に“読まれてない”掲示物、かなり多いです。
【5秒ルールとは?】
人が掲示物を見て、内容を理解するまでに与えられる時間はたったの3〜5秒。
それを過ぎたら、もう脳は“無視モード”になります。
つまり、**5秒以内に目に入り、内容が伝わらなければ“意味がない”**んです。
【意味がなくなるPOPの例】
- 文字が小さく、情報量が多すぎる
- 色がカラフルすぎて伝えたい部分が埋もれる
- 「◯◯厳守!」「××禁止!」などの注意書きが乱立している
- 1カ所に10枚以上貼られた掲示板、全部スルーされている
- 棚の横に貼ったのに、目線よりずっと上or下で見られてない
【“読まれる”POPの工夫】
- 1枚につき、1メッセージ
- 見出しは大きく太く、「目に飛び込む」デザインに
- 矢印・ふきだし・キャラ・イラストで目線誘導
- 色は2〜3色に絞って、メリハリをつける
- 現場スタッフの導線・目線の高さ(約120〜140cm)を基準に設置
【「貼る場所」が9割】
- 人が“止まる”場所:出入り口、トイレ、エレベーター前など
- 作業中は目線が動かない → 止まる場所こそ最大のチャンス
- 貼っても意味がない場所には、いっそ貼らない勇気も必要
【まとめ:POPは“伝わって初めて存在価値がある”】
POPや掲示物は、「貼った」だけでは仕事をしていません。
見る人が“パッと理解”して、行動が変わって初めて成功です。
あなたの現場のPOP、5秒以内に伝わる設計になっていますか?
目次
【あとがき】
現場の工夫って、派手じゃないけど地味に効きます。
POPもその一つ。無駄な「貼りすぎ文化」から、意味ある1枚に変えるだけで、意外と現場が変わりますよ。