初めての飲食店、レジの選び方で失敗しないコツ【POSレジ初心者向け】
飲食店を始めるとき、レジの選定で悩んだ経験、ありませんか?
私もそうでした。初めての飲食事業で、
「とりあえず安いレジでいいか…」と思っていたのですが、それが大きな落とし穴でした。
■ POSレジは“あったほうがいい”ではなく“必要”
昔ながらの手打ちレジも使えますが、
現代の飲食店運営では**POSレジ(販売情報を管理するシステム)**がほぼ必須です。
なぜなら…
- 商品ごとの売上分析ができる
- よく売れるメニューがわかる
- 在庫や仕入れの参考になる
- 電子マネー・QR決済にも対応しやすい
という大きな利点があるからです。
■ 手打ちレジでは「何が売れたか」が分からない
実際、手打ちのレジだと、どれだけ売れているかはざっくりとした感覚頼り。
「このメニューよく出てる気がするなあ…」くらいの曖昧な判断になります。
数字が見えないと、
「次に何を仕入れる?」「何がウケている?」といった戦略も立てにくい。
飲食業では感覚より記録が重要なのだと痛感しました。
■ キャッシュレス決済には連携が不可欠
今の時代、お客様の多くが
- PayPay
- 楽天ペイ
- クレジット決済
- 交通系IC
などのキャッシュレス払いを希望されます。
それに対応しようとすると、レジと決済端末の連携が不可欠です。
POSレジなら売上記録と支払い情報がひとつにまとまり、
**「決済額とレジの数字が合わない」**というミスも防げます。
■ スマレジ?スクエア?どっちを選ぶ?
私はまず、スマレジを使いました。
高機能で、商品管理や分析機能もしっかり。
でも、価格がやや高く、設定が複雑な印象がありました。
逆に**Square(スクエア)**は、
無料で始められ、設定も簡単。
「とりあえず簡易的にスタートしたい」という方にはぴったりです。
つまり、レジに何を求めるかによって選択肢が変わります。
■ レジは“変えにくい設備”の一つ
ここが大事なポイントです。
レジは一度入れると簡単には変えられない。
メニュー設定やスタッフの慣れ、
データの引き継ぎや再設定など、切り替えは想像以上に大変です。
だからこそ、「最初の選定」が本当に大事なのです。
■ まとめ:レジ選びは“経営の一部”と考える
レジは単なるお会計の箱ではありません。
お店の数字を集め、未来の判断を支える道具です。
「POSレジは難しそう」「高そう」というイメージだけで選ばず、
自分のお店の規模・使いやすさ・成長性を考えて選ぶようにしましょう。