「これ、まだ“定番”扱いですか?」
現場でそうツッコミたくなる商品、ありませんか?
在庫分類が曖昧なままだと、
売れていない商品が“定番”の顔をして居座り続けます。
そうして在庫が増え、場所を取り、数字に響く。
でも、ちょっとしたルールで状況は一変します。
■ まず「定番」は“仮”でいい
新商品や追加商品は、まず定番でOK。
でも、8個以下などの売上目安を超えなければ、
「売り切り」へ分類変更するルールをあらかじめ決めておくのが重要です。
売れないものを“いつまでも置く”のではなく、
**「売り切って終わらせる」**という区切りが利益を守ります。
■ 売り切り→すぐにセール対象へ
「売れないから安くした」ではなく、
「売り切りだから安い」と伝えるのが大事。
在庫分類を「売り切り」にした時点でセール対象にすれば、
売れ行きデータに“売れてる”と錯覚させることなく管理可能。
販売ページに「取り寄せ商品」として移行する判断もしやすくなります。
■ 「終了商品」は、非表示 or 在庫ゼロ
販売ページから下げたり、検索に出ないように設定。
明確に「もう扱わない」と線を引くことで、
現場もお客さんも混乱しなくなります。
■ 「要チェック」「売れ筋」は見える化が命
例えばFileMakerなら、
売上推移や回転率をもとに、
定番・売れ筋・売り切り・終了を分類で管理できます。
分類によって:
- 販売のタイミングが見える
- セール対象の選定が早くなる
- ECでも実店舗でも運用が共通化される
■ 在庫分類は「仕入れと売上の精度を上げるための道具」
賞味期限がある商品なら、販売期間の目安を意識。
期限が長いなら、売れる商品は1年分在庫を持ってもOK。
でも、あくまでそれは“売れるなら”の話。
分類とは、売上を上げるための仕組みなんです。
目次
【まとめ】
「定番だから置いてる」ではなく、
「売れてるから定番にしてる」へ。
その逆転発想が、在庫管理と利益の両方を守ります。
ルールは、小さく、明確に。
それが“売れる現場”をつくる第一歩です。